溥儀の料理番～紫禁城 最後の日々（全40話）

清朝 第12代皇帝・愛新覚羅溥儀（あいしんかくら・ふぎ）――退位後の彼を支えた紫禁城最後の料理番は、聡明でハツラツとした女性だった。 “ラスト・エンペラー”と庶民出身の“末代厨娘”劉容児（りゅう・ようじ）を待ち受ける運命とは？ 清朝は滅亡しながらも皇室は存続していた激動の中華民国初期を舞台に繰り広げる、波乱のシンデレラ・ストーリー！！
最後の清朝皇帝・溥儀。彼が退位後も一時期、紫禁城に住んでいたことを知っているだろうか。本作は清朝滅亡後も維持された清朝皇室――“遜清（そんしん）皇室小朝廷”体制の中盤に当たる1917年から幕を開ける。主人公の劉容児は庶民の出身ながら、聡明さと料理の腕を買われ、溥儀からも目をかけられるようになる、いわば“シンデレラ・ガール”である。扮するのは、『花の告発～煙雨に仇討つ九義人～』で黄嬌嬌（こうきょうきょう）を演じたハイ・ルー。溥儀役は『玉骨遥』のリー・ミンドー、その侍衛・李琪（り・き）には『雲之羽～揺らめく愛、刹那の二人～』のジー・リンチェンがキャスティングされているほか、『捜査官Ｘ』などの香港映画でも活躍するチン・イエン、数多くの作品で渋い演技を見せるジャン・ティエリンといった芸達者な俳優たちが脇を固めている。
“末代厨娘”劉容児と“ラスト・エンペラー”溥儀が歩む波乱の半生を描いた本作は、Guduo熱度ランキング Tencentネットドラマ部門で2024年５月28日から７月25日まで連続TOP10入りを果たすなど、中国全土で幅広い年齢層の視聴者を獲得する人気作となった。

清朝皇室を存続させるための費用、年間400万元。その多くが奸臣たちによって横領されているのでは――。そんな疑惑や、宮中の宝物を売りさばく不心得者の記事が新聞を賑わせ、中華民国政府は態度を硬化させていく。そしてある日、紫禁城からの立ち退きを迫る書面が届き、溥儀（ふぎ）は苛立ちを募らせるのだった。そんななか、飯店・五豊楼の娘である劉容児（りゅう・ようじ）は突然、宮女として紫禁城へ参内することに。宮女選出の知らせを見た容児の父が、勝手に応募していたのだ…。

▶“ラスト・エンペラー”と“紫禁城 最後の料理番”が歩む、波乱の半生！！
▶ハイ・ルー（『花の告発』『七時吉祥』）＆ジー・リンチェン（『墨雨雲間』『雲之羽』）主演！ 歴史の一大転換期となった1910年代を舞台におくる宮廷シンデレラ・ストーリー！！