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台湾アイデンティティー

ジャケットイメージ

日本が台湾を去ったあと、彼らは時代のうねりに翻弄された。
教科書に載らないほんとうの歴史がそこにある。

解説

台湾には親日家が多いと言われる。事実、東日本大震災の際には人口240万人足らずの台湾から、200億円を超える義援金が寄せられた。その翌年の2012年、台湾への日本人旅行者数が過去最高を記録。台湾を訪れる日本人の多くはこの島に日本の面影を見るという。
台湾は1895年から1945年までの半世紀、日本の統治下にあった。当時、日本語で教育を受けた“日本語世代”と呼ばれる人たちは、単に日本語を話すというだけではなく、日本人として生きていた。しかし、敗戦により日本が去った後は、言論統制と弾圧の時代が長く続き、彼らの声は封殺された。1992年に李登輝総統が治安法を改正、民主化が本格化してから20余年。終戦から既に70年近くが経過し、“日本語世代”の声は年々失われつつある。彼らが語る自らの体験は、私たちに何を問いかけるのか…。
本作『台湾アイデンティティー』は台湾、ジャカルタ、そして横浜へと舞台を移しながら、“日本語世代”の老人たちの人生に寄り添ったドキュメンタリー映画である。ポレポレ東中野を皮切りに全国で公開、老若男女を問わず多くの観客を動員し、姉妹篇とも言える『台湾人生』と同様にロングラン・ヒットとなった。監督は、自身初となるドキュメンタリー映画『台湾人生』で、“日本語世代”へのインタビューを通して日本と台湾の解けない関係性を描き出した酒井充子。『台湾人生』の劇場公開を経ることによって得た新たな出会いや発見を糧に、膨れ上がった台湾への語り尽くせない想いが本作へと繋がった。
白色テロによって父を奪われた人。青春時代を監獄で過ごした人。台湾に帰らないという人生を選んだ人。激動の時代を生きた“日本語世代”の証言―またひとつ、忘れてはいけない歴史が刻まれた。

セールス・ポイント

・傑作ドキュメンタリー『台湾人生』の酒井充子監督作!全国約40館で劇場公開され、ロングラン・ヒットを記録!!
・激動の時代を生きた“日本語世代”――かつて日本人だった人たちが語るそれぞれの人生!
・一青窈(歌手)、中島京子(作家)、ホラン千秋(女優/キャスター)、藤原新也(写真家)、中孝介(シンガー)、あがた森魚(ミュージッシャン)、ウェイ・ダーション(映画監督)、三木卓(作家/詩人)…各界著名人が絶賛!

作品情報

製作年・国
2013年・日本
ジャンル
ドキュメンタリー
権利元
(C)2013マクザム/太秦
公式サイト
http://www.u-picc.com/taiwanidentity/
キャスト
出演:高菊花、黄茂己、呉正男、宮原永治、張幹男
ナレーター:東地宏樹
スタッフ
監督:酒井充子『空を拓く-建築家・郭茂林という男』『台湾人生』
撮影:松根広隆『39窃盗団』『1000年の山古志』
音楽:廣木光一『台湾人生』
編集:糟谷富美夫『絆~キズナノキオク~』『台湾人生』
製作総指揮:菊池笛人、小林三四郎
企画:片倉佳史
プロデューサー:植草信和『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』、小関智和『セックスの向こう側 AV男優という生き方』

関連情報

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セル情報

発売日
2014年3月28日(金)

品番・価格
『台湾アイデンティティー』MX-522S ¥4,000+税

規格
カラー/16:9 ビスタ/片面1層/本編102分+特典20分/音声:1.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉
特典:縮刷版劇場パンフレット封入、監督インタビュー&劇場予告編収録

※『台湾人生』『台湾アイデンティティー』ツインパック MX-521S ¥7,000+税

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