解説・物語

解説

場面写真1 CSでの放送やDVDによって熱烈なファンを増やし続けているドラマ『射雕英雄伝』『神雕侠侶』に続き、三部作の掉尾を飾る『倚天屠龍記』が、遂に日本上陸!
大河ドラマと呼ぶに相応しい長大な物語の最終幕が、今あがる!!

中華圏で比類なき人気を誇る作家・金庸が生んだ武侠小説の金字塔「射雕英雄伝」「神雕侠侶(日本出版タイトル:「神雕剣侠」)」、そして本TVシリーズの原作「倚天屠龍記」は、“射雕三部作”と呼ばれるひと連なりの物語である。これらは日本でも文庫化されており、3作合わせて15冊という壮大なストーリーに魅了されるファンは後を絶たない。
前2作に劣らぬ人気を博する「倚天屠龍記」の過去10回にも及ぶ映像化においては、ジェット・リーを主演に迎え『カンフー・カルト・マスター 魔教教主』のタイトルで日本でも劇場公開されたヒット作も生まれた。
最新ドラマ版となる本作は『射雕~』『神雕~』も手がけたプロデューサー、ジャン・ジージョンの指揮により製作された。5億円を超える製作費が投じられ、ユネスコ世界遺産にも登録されている名峰・武当山や武夷山、幻想的な竜游石窟などで大規模なロケ撮影を行った。
シリーズを通しての見所でもある大掛かりなアクションシーンには更に磨きがかかっており、本国での放送開始当初から視聴者を圧倒。
各地で高い視聴率を獲得したが、中でも浙江テレビ娯楽チャンネルでは年間最高視聴率を記録するなど、その人気振りを語るエピソードには事欠かない。
笑傲江湖』から約10年、金庸作品を精力的にドラマ化し続けてきたジャン・ジージョンとそのスタッフたちの集大成とも言える本作は、間違いなく日本でも多くのファンの心を掴むことだろう。

場面写真2武侠ドラマ初主演を務める注目の新鋭ダン・チャオを支えるのは、『大唐游侠伝』『鹿鼎記』で可憐な魅力を振り撒いたハー・ジュオイェンや、『雪山飛狐』のヒロイン・苗若蘭を演じたアン・イーシュアンらをはじめとする、若手美人女優たち。
また、太極拳の創始者・張三豊を『少林寺』のユー・チェンフイ、哀しき盲目の復讐鬼を『レッドクリフ』のザン・ジンシェンが演じるなど、ベテラン勢の好演も光る。
元王朝の崩壊から明王朝の成立まで、100年近い壮大な時の流れの中で語られる物語を彩る数多くの個性的なキャラクターたちの活躍もまた、本作の大きな魅力のひとつである。

かつて武林に争いを巻き起こす原因となったふたつの奥義書「九陽真経」「九陰真経」、そして天下の趨勢をも左右すると言われる魔剣・倚天剣と宝刀・屠龍刀が招く、正邪入り乱れた壮絶なる戦い。
華流のトップブランドとも言える存在感を示す“金庸原作武侠ドラマ”最新作!

物語

場面写真3南宋後期。少林寺の雑役僧・覚遠と、その弟子・張君宝は、山中で琴を奏でる男に出会う。
彼こそは琴、囲碁、剣術に秀で“崑崙三聖”の二つ名で知られる何足道であった。突然手合わせを挑まれた覚遠は、幼い弟子の助太刀のお陰もあって、なんとか何足道を退ける。
すると彼は「経典は皿の中にあり」という謎の言葉を残し、いずこともなく姿を消したのだった。

時は移り、元王朝の成立から半世紀以上が過ぎた。幼かった張君宝は、長じて武当派の開祖・張三豊となり、間もなく90歳の誕生日を迎えようとしていた。
彼の三番弟子・兪岱巌は、その祝いの席に遅れまいと武当山への帰路を急いでいたが、海沙派と天鷹教の争いに巻き込まれてしまう。義侠心から海沙派の侠客を助けた彼の手中に、偶然にも屠龍刀と呼ばれる宝刀が転がり込んだ。
ひと度手にすれば武林を制覇し、天下に号令できるとさえ言われる伝説の刀。
思いがけない成り行きに困惑した彼は、師の指示を仰ごうと考えるが…。