ストーリー
明朝末期、後金軍の明への侵攻を幾度も撃退した英雄・袁崇煥(えん・すうかん)は、後金の企みによって売国奴の汚名を着せられ処刑された。 皆殺しの勅命により一族が次々と刃に倒れるなか、8歳の袁承志(えん・しょうし)だけが父の部下たちによって救い出される…。

惨劇の夜から12年、華山派の総帥・穆人清(ぼく・じんせい)のもとに預けられ武芸を修めてきた承志は、凛々しく立派な若者に成長していた。
全ての技を会得して下山を許された承志を迎えるべく、孫仲寿(そん・ちゅうじゅ)ら全国に散っていた崇煥の部下たちが集結した。懐かしい顔と再会を果たしたのも束の間、承志らのもとに闖王(ちんおう)こと李自成(り・じせい)の使者、李岩(り・がん)がやって来る。
朝廷に敵対する義軍を率いる彼らの目的は、崇煥の部下たちで構成された集団“山宗”の協力を取りつけることにあった。自らの進路については、山宗内でもかねてより論争となっていた。 ある者の悲願は崇煥の汚名をそそぐこと。また、ある者の望みは朝廷を倒し世を正すこと。ただでさえ世情に疎い承志は、山宗の旗頭としてなおさら思い悩むこととなった。

そんななか、突如として皇帝直属の部隊・錦衣衛が華山に攻め寄せる。絶技を駆使して敵を退ける承志の前に、ひとりの男が立ちはだかった。 彼こそは、あの夜、袁一族を手に掛けた錦衣衛の長官・安剣清(あん・けんせい)であった…。