皇后の記 （全50話）

『ミーユエ 王朝を照らす月』『武則天 -The Empress-』に続く、中国宮廷ドラマの新たなる傑作！ ハリウッド超大作への出演で世界的に注目を集めるジン・ティエンを主演に迎えて贈る、宮廷愛憎劇の決定版！！
本作の舞台は、清朝初期。のちに約300年続くこととなるこの王朝の、初代皇帝・ヌルハチの死によって引き起こった後継者問題は、ひとりの少女の運命を狂わせ、権力と寵愛をめぐって愛憎渦巻く宮廷の世界へと引きずり込んでゆく。主人公のユアルを演じるのは、中国の若手実力派女優 ジン・ティエン。主演ドラマ『麗王別姫 ～花散る永遠の愛～』といった国内の活躍だけに収まらず、今春公開されたSFロボットアクションの第二弾『パシフィック・リム：アップライジング』や、マット・デイモン主演×チャン・イーモウ監督の『グレートウォール』など、数多くのハリウッド話題作にも出演する彼女は“ポスト ファン・ビンビン”とも称される大注目株だ。本作では、ヒロインの若年から晩年までを演じ、確かな演技力を披露。また皇后へと駆けあがる間に変化していく衣装は数十着に及び、本作の見所のひとつとなっている。共演は、『太陽の少年』のゴン・ローと『ブレイド・マスター』のニエ・ユエンのイケメンコンビに、ユー・ロングァンやカラ・ワイといった香港映画界のベテランたちが脇を固めている。
とある“予言”を受けた少女・ユアル。その予言が運命を狂わせたのか、はたまた宿命だったのか。愛する男・ドルゴンとの仲を引き裂かれ、時の皇帝・ホンタイジの側室となった彼女には、国と血筋と愛をめぐる長い長い闘いが待ち受けていた。清朝を３代に渡り支え続けた孝荘文（こうそうぶん）皇后の生涯――前代未聞の壮大なスケールで繰り広げられるラブロマンス！

1626年。寧遠の戦いにおいて、後金の創始者・努爾哈赤(ヌルハチ)は敵の大砲により負傷。初めての惨敗に死を覚悟する彼だったが、息子の多爾袞(ドルゴン)に担がれ、なんとか戦地から逃げ延びた。その後、休息をとっていた彼らの前方に1台の馬車が。手負いの父親のため、馬車を止める多爾袞。すると、中から出てきたのは、彼の幼なじみの玉児(ユアル)だった。久しぶりの再会に喜ぶ2人。その一方で、玉児に同行していたおじの処置により、努爾哈赤は一命を取り留め、無事、都へと帰還を果たすのだった。やがて、朝廷では多爾袞を努爾哈赤の後継者にすべきだという機運が高まり…。