
中華圏にその名を轟かせる大作家・金庸(きんよう)のデビュー作を堂々の映像化!原作の魅力を生かしつつ、絶景地でのロケや技巧を凝らしたアクションなどの映像美がTVシリーズならではのボリュームで堪能できる、一大エンタテインメント巨編!!
「書剣恩仇録」は、『射鵰英雄伝』『鹿鼎記』で知られる金庸の作家デビュー作にして、これまで中国・香港・台湾のTV局で、延べ6回もドラマ化された超人気小説。
1976年版では、本作で乾隆帝を演じている香港の人気スター アダム・チェンが、主人公を含む三役をこなす活躍を見せた。
今回の映像化にあたっては原作を大胆にアレンジ、『鹿鼎記』のチャオ・ジェンユーや『大唐游侠伝』のルー・チェンら若手俳優を起用するといったチャレンジが功を奏し、作品に新鮮な活力を与えている。
その一方で、チャウ・シンチー組の常連ウォン・ヤッフェイ、甘家鳳の名でも知られ『007/黄金銃を持つ男』にも出演したユエン・チウ、ジェイ・チョウ主演の『カンフー・ダンク!』でも健在振りを見せたカンフー俳優レオン・カーヤンなど、香港映画のベテラン勢の競演も大きな見所だ。
さらに、景勝地でのロケは武侠ドラマでは最早恒例となっているが、本作で見ることができる浙江省の大佛寺や蘭州の黄河石林などの景観も、壮大なストーリーに相応しいスケール感を醸し出している。
“満州族の王朝・清の乾隆帝は漢民族の出身であった”という、伝承をモチーフに描かれた本作は、武侠ドラマの魅力のひとつである伝奇的な面白さに満ちている。
また、本作の主人公・陳家洛は、同じく金庸原作の『雪山飛狐』では、江湖の英雄へと成長した姿で登場しており、武侠ドラマファンには見逃せない注目作と言えるだろう。

1735年、雍正帝崩御。その遺言通り、宝親王・弘暦が帝位に就き、年号は“乾隆”と改められた。乾隆帝の誕生である。
同じ頃、雍正帝の側近であった陳世棺夫妻が賊に襲われるという事件が。それは皇太后の意志によるものだった。
陳家に眠る、清王朝を揺るがしかねない秘密を闇に葬ろうとしたのだ。
陳世棺は命を落とすが、夫人は陳家の庭師・于万亭によって救われた。
息子の陳家洛の身を案じる夫人に請われるまま、于万亭は彼を連れ戻しに行くことになるのだった。
所変わって杭州では、義賊の夫婦が大勢の役人に取り囲まれていた。突然街中で始まった大捕り物を眺める多くの野次馬の中に、その様子を食い入るように見つめる青年の姿があった。陳家洛である。
乱暴な役人に対する憤りもあり、義賊が矢傷を負ったと見るや、彼は2人を逃がしてやろうと馬を駆る。
荒れ寺に辿り着いた3人。
しかし、医者を呼びに行こうとした陳家洛が寺を離れる間もなく、役人たちが押し寄せ…。