第52回ベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を獲得した気鋭の監督が、第3回魯迅文学賞中編文学賞を受賞した傑作小説を映像化!雲南の雄大な自然を背景に、老夫婦の悲喜交々の物語を描いた文芸映画の秀作。
数多くの映画祭に参加し、2004年ドゥービル映画祭アジア映画賞、04年ビクトリアインディペンデントフィルム&ビデオ映画祭金賞、05年ワシントンDCインディペンデント映画祭審査員大賞を受賞した本作は、初監督作『陳黙和美婷(原題)』で、ベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞に輝いたリウ・ハオの長編第2作目となっている。続いて、第18回東京国際映画祭“アジアの風”で上映された短編オムニバス『この一刻』、第31回香港国際映画祭で上映された『底下(原題)』を完成させるなど、精力的に活動し、高い評価を集めている。撮影を担当したのは、数十本にも及ぶCMや、多くのMVを手がけたリー・ビンチアン。前作『陳黙和美婷(原題)』でもリウ監督とタッグを組んでいる。
主人公・ターシャン役のスン・ユンクンは、京劇出身の役者。ほとんどが海抜3,700メートル以上の高地で撮影される本作に備えて山に篭り、脚本を熟読し、肌を浅黒く焼き、羊の扱いまでを学ぶという徹底した役作りを行った。
厳しい環境に耐えながらつつましく生きる人々の日常を、ユーモアとペーソスをにじませつつ、丁寧に描いた良作。