アメリカが生んだ名優、ジェームズ・コバーンの遺作が、一周忌を迎える絶好のタイミングで遂に登場!
黒沢明監督の『七人の侍』のリメイク『荒野の七人』で、ナイフ投げの達人を演じ、強烈な存在感で一躍脚光を浴びたジェームズ・コバーン。以降『電撃フリントGO! GO! 作戦』『地上最大の脱出作戦』『戦争のはらわた』等、40年以上のキャリアの中で、80作を越える映画に出演し、個性派俳優として活躍。ブルース・リーの高弟でもあり、日本ではタバコ“LARK”のCMに出演し、知名度を高めた。98年には『白い刻印』でアルコール依存症の父親役を演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞。名優として多くの人に愛されたが、2002年11月18日、74歳にして逝去。世界中の映画ファンを哀惜させた。いぶし銀の渋さと特異なキャラクターで様々な役柄を演じたコバーン。そんな彼が最後に選んだ本作は、アメリカ社会における銃問題をベースに、娘を銃で亡くした父親を熱演した社会派サスペンス。『ボウリング・フォー・コロンバイン』や、本年度のカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞したガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』に相通じるこのテーマ。銃の似合う俳優であった彼が、その是非を問う作品を遺作としたことに、多くの人々は感慨を覚える名作だろう。